【12月25日 AFP】フランス・リーグ1のオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)は24日、ウベール・フルニエ(Hubert Fournier)監督を解任したことを発表した。リーグ1では前日にもモンペリエ(Montpellier HSC)のロラン・クルビ(Rolland Courbis)監督が政権に終止符を打っており、2日連続の解任劇となった。

 リヨンでは、フルニエ氏のアシスタントを務めていたブルーノ・ジェネシオ(Bruno Genesio)氏が指揮を執り、冬季休暇明けの来月3日には、リモージュ(Limoges FC)とのフランス杯(French Cup 2015-16)に臨むことになる。

 リヨンは声明の中でフルニエ氏の名前を出さず、「アイデアが異なった。(中略)チームをブルーノ・ジェネシオ氏に託す決定が下された」と述べている。

 リーグ9位のリヨンは、首位を独走するパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に勝ち点25差をつけられている。また、先日のガゼレク・アジャクシオ(Gazelec Ajaccio)戦に1-2で敗れた上、第14節以降の6試合(全勝で勝ち点18)では、勝ち点1を獲得するにとどまっている。

 リヨンのジャン・ミシェル・アウラス(Jean-Michel Aulas)会長は、ツイッター(Twitter)上で「欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権を獲得しなければという思いで決断した。みなさん、よいクリスマスを」と解任の理由を説明している。

 昨夏、スタッド・ランス(Stade Reims)を離れてリヨンの指揮官に就任したフルニエ氏だが、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)のグループステージで敗退するなど、11月以降は不振が続いていた。

 後任のジェネシオ氏は、現役時代にリヨンに在籍していたこともある49歳。1985年から1995年まで、リヨンのトップチームでプレーしていたジェネシオ氏は、その後、ニース(OGC Nice)とマルティーグ(FC Martigues)を渡り歩いた。(c)AFP