【12月24日 AFP】マレーシアの裁判所は23日、2012年に当時13歳の少女にホテルで性的暴行を加えたとして、警察幹部に禁錮100年とむち打ち15回の刑を言い渡した。

 メディア報道によると、元風俗犯罪取締官のロハイザット・アブドルアニ(Rohaizat Abdul Ani)副本部長(54)は2012年、ボルネオ島サバ(Sabah)州の州都コタキナバル(Kota Kinabalu)のホテルで2日間にわたって少女を4回にわたり強姦(ごうかん)し、その他の性的暴行を加えたとして、コタキナバルの裁判所で有罪判決を言い渡された。

 ニュースサイト、マレー・メール・オンライン(Malay Mail Online)によると、検察官は「(被告は)市民を守るべき立場だった」と述べ、被告が「被害者の年齢や気持ち、法的見地からの自らの行動の重大さを全く考えなかった」と述べた。

 被告は妻同伴で裁判所に出廷した。被告も妻も裁判所では感情を一切見せなかったという。被告は上訴する見込みだ。(c)AFP