【11月3日 AFP】パリ・サンジェルマン（Paris Saint-Germain、PSG）との欧州チャンピオンズリーグ（UEFA Champions League 2015-16）を3日に控えるレアル・マドリード（Real Madrid）だが、ギャレス・ベイル（Gareth Bale）とカリム・ベンゼマ（Karim Benzema）を欠いた状況でこの重要な一戦に臨む。

　ベイルとベンゼマは、ここ数週間の試合を欠場しており、さらには2日のチーム練習に参加せず、8日のセビージャFC（Sevilla FC）戦に向けてリスクを冒さないとみられる。

　ベイルがふくらはぎの負傷を再発させた一方で、ベンゼマは先月21日に行われたPSG戦でハムストリングを故障して以降、欠場が続いている。

　ラファエル・ベニテス（Rafael Benitez）監督は、「ベンゼマは予想通り順調に回復している。メンバーに招集されていないのは、ベイルと同じくチャンピオンズリーグのような大舞台でプレーする十分な信頼性がないからだ」と明かした。

「彼は回復しているが、今回は激しい戦いが予想される重要な一戦だ」

　ベニテス監督にとって故障者に関する朗報は、ハメス・ロドリゲス（James Rodriguez）が2か月ぶりに戦列に復帰することだ。

　ロドリゲスもコロンビア代表の親善試合で負傷しているが、ベニテス監督は2014年W杯ブラジル大会（2014 World Cup）得点王の同選手が今週、母国の代表戦に招集されることについて、チームとして止めるすべはないと認めた。

「彼はリハビリ期間が長く、試合でのリズム感に欠けている。出場は可能だが、先発するとは限らない」

「回復してコロンビア代表戦に招集されれば、彼はそれに応じるだろう。私が望むのは、彼が得点を量産することと、万全の状態を取り戻すことだけだ」

　一方、先月31日のラス・パルマス（UD Las Palmas）戦を欠場したGKケイロール・ナバス（Keylor Navas）とセルヒオ・ラモス（Sergio Ramos）も戦列に復帰するとみられている。

　しかしながら、この試合で腰を負傷して途中交代したルカ・モドリッチ（Luka Modric）は、出場が危ぶまれている。

　レアルの本拠地サンチャゴ・ベルナベウ（Santiago Bernabeu Stadium）で行われる試合では、今季の欧州各国リーグで無敗を維持している2チームが激突することになる。

　2週間前の対戦では、多数の主力が欠場したレアルに対して、PSGは攻撃が慎重になり、0-0で引き分けたとして大きな批判を浴びた。

　今回スペインの首都マドリード（Madrid）で勝利を収めたチームは、グループステージを突破して16強入りを決める大きなステップを踏むことになるとみられる。(c)AFP