【9月28日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのフェデックス・カップ(FedEx Cup 2015)プレーオフ最終戦、ザ・ツアー選手権(THE TOUR Championship 2015)は27日、米ジョージア(Georgia)州アトランタ(Atlanta)のイーストレークGC(East Lake Golf Club)で最終日が行われ、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)が通算9アンダーで優勝を飾り、圧倒的なシーズンを締めくくった。

 22歳のスピースは、第79回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2015)、第115回全米オープン選手権(2015 US Open Championship)などシーズン5勝を挙げ、フェデックス・カップのボーナスを含めると、今季の賞金総額は2200万ドル(約26億5000万円)を超えた。

 また、世界ランク1位に浮上したばかりのジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)が通算2アンダーの10位タイに終わったことで、王座をスピースに譲ることが決まった。

 スピースは今シーズン、フェデックス・カップのボーナス1000万ドル(約12億円)を含まず、大会の賞金だけで1203万465ドル(約14億5000万円)を手にしており、PGAツアーのシーズン獲得賞金最高額を更新した。

「信じられないような一年だった」としたスピースは、今シーズンのメジャー2大会で優勝しただけでなく、第97回全米プロゴルフ選手権(2015 PGA Championship)では2位、第144回全英オープン(The 144th Open Championship)では4位タイに入賞した。

「ここからどうやって伸ばしていけば良いのか分からないけど、なんとかやってみるよ」

 今年、バルスパー選手権(Valspar Championship 2015)とジョンディア・クラシック(John Deere Classic 2015)も制しているスピースだが、フェデックス・カッププレーオフの最初の2大会で予選落ちに終わり、苦戦したことを認めている。

 デイは、シーズン終盤にかけて怒濤(どとう)の追い上げをみせたが、スピースが最終戦で圧勝を飾り、年間最優秀選手が誰にふさわしいのかという議論も終わりを迎えそうだ。