【7月19日 AFP】北中米カリブ海サッカー連盟ゴールドカップ(CONCACAF Gold Cup 2015)は18日、準々決勝の2試合が行われ、米国が6-0でキューバを退け、準決勝に進出した。

 大会連覇を目指す米国は、NFLボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)の本拠地に集まった3万7994人のファンの前で、クリント・デンプシー(Clint Dempsey)が代表で初めてハットトリックを達成する活躍をみせた。

 イングランド・プレミアリーグのフラム(Fulham)などでプレーした実績を持つ32歳のデンプシーは、前半4分にヘディングで先制点を挙げると、後半19分にPKを成功させ、同33分にはスライディングシュートを決めてハットトリックを達成した。

 デンプシーは試合後、「良い気分だ。ハットトリックはクラブで過去に達成したことがある。僕は本当に幸運に恵まれているよ。チームメートがいなければ、ネットを揺らせなかった」と語っている。

「できることであれば、どんな試合でもたくさんゴールを決めたい。だけど、重要なことは僕らが試合に勝つことだ」

 デンプシーはこのハットトリックで今大会のゴール数を6に伸ばし、得点王争いでトップに立っている。そして代表通算得点数は47得点となり、ランドン・ドノバン(Landon Donovan)氏が持つ同国代表歴代最多得点まであと10に迫った。

 デンプシーのほかにギャシ・ザーデス(Gyasi Zardes)、アーロン・ヨハンソン(Aron Johannsson)、オマール・ゴンザレス(Omar Gonzalez)が得点を記録した米国は、米アトランタ(Atlanta)で22日に行われる準決勝でジャマイカと対戦する。

 ジャマイカは同日に行われたもう1試合の準々決勝で、ハイチに1-0で勝利している。(c)AFP