【5月17日 AFP】14-15ドイツ・ブンデスリーガ1部は16日、第33節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は1-2でSCフライブルク(SC Freiburg)に敗れ、最近6試合で5敗目を喫した。

 バイエルンは後半44分、元所属選手のニルス・ペテルセン(Nils Petersen)に決勝点を奪われ、残留争いの渦中にいるフライブルクに敗れた。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)でバイエルンは、FCバルセロナ(FC Barcelona)と対戦した準決勝で敗退したものの、12日に行われた第2戦では3-2で勝利していた。

 しかし、チームの悪い流れはまだ止まってはおらず、バイエルンは通算25回目のリーグ優勝を果たして以降、悪夢の3週間を過ごしている。

 バイエルンはドイツカップ(German Cup 2014-15)のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦、リーグのバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)戦とFCアウクスブルク(FC Augsburg)戦、そしてバルセロナとの第1戦に敗れている。

 次週のリーグ最終節、本拠地でのマインツ05(Mainz 05)戦で、チームはマイスターシャーレを渡される予定となっているバイエルンのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「フライブルクはわれわれよりも勝ちたいという気持ちが出ていたし、われわれよりも戦っていた」と語った。

「優勝を決めて以来、簡単ではない時間が続いている。最後の1試合が残っている。それが終われば休暇に入れるし、来季に目を向けることができる」

 バイエルンは前半13分、この日がブンデスリーガ通算500試合目となったバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)が、サイドからの折り返しを流し込んで先制ゴールを決めた。

 対するフライブルクは同33分、アドミル・メフメディ(Admir Mehmedi)がゴール左隅にミドルシュートを決めて同点に追いつき、本拠地のファンを沸かせた。

 迎えた後半、フライブルクはメフメディがペナルティーエリア内でラフィーニャ(Rafinha)のファウルを受けたように見えたが、不運にも笛は鳴らなかった。一方、バイエルンも後半25分にシュバインシュタイガーが直接FKからゴールを狙ったが、クロスバーに阻まれた。

 そして後半44分、フライブルクはカリム・グエデ(Karim Guede)の絶妙なパスから、交代出場からわずか3分のペテルセンがゴールを奪った。元バイエルンのペテルセンの得点は、フライブルクに19年ぶりとなるバイエルン戦の勝利をもたらす決勝ゴールになった。

 この結果、フライブルクは順位を14位へ上げ、残留争いで一歩リードしている。(c)AFP/Ryland JAMES