【5月14日 AFP】6月6日に独ベルリン(Berlin)でFCバルセロナ(FC Barcelona)とユベントス(Juventus)が激突する欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)決勝では、「問題児」ルイス・スアレス(Luis Suarez)が因縁のある2人と再び顔を合わせる。

 FCバルセロナに所属するウルグアイ代表のスアレスは、欧州クラブ王者を決める一戦で、ユベントスのジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)、パトリス・エヴラ(Patrice Evra)の2人との直接対決を迎えることが濃厚になった。

 スアレスはウルグアイ代表として出場した昨年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で、イタリア代表のキエッリーニの肩にかみつき、4か月の活動禁止処分を受けた。

 そのため、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)から昨夏に移籍したバルセロナでは、同年10月末まで公式戦に出場できなかった。

 リバプール時代にもたびたび問題を起こしていたスアレスは、2011年に行われた本拠地アンフィールド(Anfield)での試合で、当時マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属したエヴラに対して人種差別的な発言をしたとして、イングランドサッカー協会(FA)から処分を受けた。

 その後、スアレスに下された処分は8試合の出場停止と罰金4万ポンドだった。そして同シーズン、敵地オールド・トラフォード(Old Trafford)で再び対戦した際に、スアレスはエブラと試合前の握手を行わなかった。(c)AFP