【2月12日 AFP】11-12イングランド・プレミアリーグは11日、第25節の試合が各地で行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)が2-1でリバプール(Liverpool FC)に勝利した。

 ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)の2得点で勝利したユナイテッドは、12日に試合を控える首位マンチェスター・シティ(Manchester City)との勝ち点差を1に縮めている。

 しかしながら、試合前にリバプールのルイス・スアレス(Luis Suarez)がユナイテッドのパトリス・エヴラ(Patrice Evra)との握手を拒否したことで、ライバル同士の対戦結果はほぼ無意味なものとなった。

 スアレスは、2011年10月に行われたリーグ第8節の試合でエヴラに人種差別的な発言をしたとして8試合の出場停止を受け、この試合で処分後初の先発出場を飾っていた。

 試合後にユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督(Alex Ferguson)はスアレスの握手拒否について、「信じられない。リバプールの名を汚した。リバプールで再びプレーするべきではない」と痛烈に批判している。

 トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は5-0でニューカッスル(Newcastle United)に大勝した。

 トッテナムは、前半だけでルイ・サハ(Louis Saha)の2得点やベノワ・アス・エコット(Benoit Assou-Ekotto)とニコ・クラニカル(Niko Kranjcar)のゴールで4点をリードすると、後半にもエマヌエル・アデバヨール(Emmanuel Adebayor)が追加点を挙げ、3位の座をより堅固なものにした。

 一方、アーセナル(Arsenal)が勝利し、チェルシー(Chelsea)が敗れたことでアーセナルが順位を4位に上げた。

 敵地スタジアム・オブ・ライト(Stadium of Light)でアーセナルはティエリ・アンリ(Thierry Henry)が後半ロスタイムに決勝点を挙げ、サンダーランド(Sunderland AFC)を2-1で下した。チェルシーが0-2でエバートン(Everton)に黒星を喫したため、勝ち点43で並んだロンドン(London)の両チームは、総得点数で上回るアーセナルが順位を上回った。

 そのほかの試合ではウィガン(Wigan Athletic)が2-1でボルトン・ワンダラーズ(Bolton Wanderers)を、ブラックバーン・ローバーズ(Blackburn Rovers)が3-2でクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park Rangers、QPR)を、フラム(Fulham)が2-1でストーク・シティ(Stoke City)を、ノリッジ・シティ(Norwich City)が3-2でスウォンジー・シティ(Swansea City)をそれぞれ下している。(c)AFP/Rob Woollard