【5月10日 AFP】サウジアラビア主導のアラブ連合軍は9日、イスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装勢力フーシ派(Huthis)の拠点であるイエメンの首都サヌア(Sanaa)の空港と北部サーダ(Saada)州を空爆した。サウジはこの数時間前、今月12日からの人道的停戦を提案したばかりだった。

 サーダ州では連合軍が住民に対して設けた8日夜の避難期限が過ぎた後、爆撃機がフーシ派指導者らの拠点や自宅を攻撃。フーシ派のテレビチャンネル「アルマシラ(Al-Masirah)」は、現指導者アブドル・マリク・フーシ(Abdul Malik al-Huthi)氏の出身地であるマラン(Marran)や近郊のバキム(Baqim)に、160発余りのロケット弾が着弾したと伝えた。空爆は州内27か所で実施されたという。

 国営サウジ通信(SPA)が伝えたところによると連合軍は9日、フーシ派幹部数人の自宅に加えて兵器集積所も空爆の標的にしたことを認めるとともに、住民に対してフーシ派の拠点に近づかないよう再度呼びかけた。

 この日連合軍は、フーシ派に制圧されたサヌアの空港に対しても新たに空爆を実施した。空港滑走路は、これまでの空爆で既に破壊されている。

 サウジのアデル・ジュベイル(Adel al-Jubeir)外相は8日、12日から5日間の停戦を提案したものの、今のところフーシ派はこれに対して回答していない。(c)AFP/Jamal al-Jabiri and Fawaz al-Haidari in Taez