【4月25日 AFP】米国防総省は24日、イランの船団がイエメン付近の海域から離れたことを受け、同海域に派遣していた空母とミサイル巡洋艦をペルシャ湾に戻すと発表した。

 米国は今週、イランの貨物船数隻と武装船2隻がイエメンに向かっていたことから、イエメンの反政府勢力であるイスラム教シーア派(Shiite)系武装組織フーシ派(Huthis)への武器運搬が目的とみて、空母セオドア・ルーズベルト(USS Theodore Roosevelt)とミサイル巡洋艦ノルマンディー(USS Normandy)をイエメン沖に派遣していた。

 だが、イラン船団がイエメンから離れオマーン北岸沖に向かったことが確認され、イランに帰るものとみられたことから、米国はセオドア・ルーズベルトとノルマンディーをイエメン沖から引き揚げたという。米国防総省当局者によると2隻はまもなくペルシャ湾に入る見通しだが、その他の米艦艇7隻は引き続きイエメン近海とアデン湾(Gulf of Aden)に残るという。(c)AFP