【1月7日 AFP】スキージャンプW杯2014-15は6日、オーストリアのビショフスホーフェン(Bischofshofen)で男子個人第13戦、ジャンプ週間(Vierschanzentournee)最終戦が行われ、オーストリアのミハエル・ヘイボック(Michael Hayboeck)が合計288.4点で優勝したが、総合優勝の栄冠は同胞のステファン・クラフト(Stefan Kraft)の手に渡った。

 葛西紀明(Noriaki Kasai)は、1本目で132.5メートル、2本目で137.0メートルを記録し、合計277.1点で2位に入った。クラフトは、合計271.3点の3位だった。

 ジャンプ週間の最終戦は、五輪で通算4つの金メダルを獲得しているスイスのシモン・アマン(Simon Ammann)が転倒し、意識不明の状態で担ぎ出されるという悪夢に見舞われた。

 21歳のクラフトは、先月29日に独オーベルストドルフ(Oberstdorf)で行われたジャンプ週間の第1戦で優勝を飾ると、最終戦でも自身の名を上げた。

 W杯の総合首位に立つヘイボックに大差をつけてジャンプ週間の最終戦を迎えたクラフトだが、1本目でヘイボックが137.5メートルの大ジャンプを見せると、差は大幅に縮まった。

 2本目でも、ヘイボックの136.5メートルに対し、クラフトは132.0メートルだったが、僅差で総合首位の座を守り抜いた。(c)AFP