【10月22日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)は21日、グループリーグ第3節の試合が各地で行われ、グループGのシャルケ04(Schalke04)は4-3でスポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)を下した。

 ロベルト・ディ・マッテオ(Roberto Di Matteo)監督率いるシャルケは、試合終了間際のいわく付きのPKで10人のスポルティングから劇的な勝利を挙げた。

 スポルティングは前半16分、ナニ(Luis Cunha aka Nani)のシュートがクラース・ヤン・フンテラール(Klaas-Jan Huntelaar)をかすめてシャルケのラルフ・フェールマン(Ralf Faehrmann)の守るゴールを破り、先制点を挙げた。

 しかし、同33分にマウリシオ(Mauricio dos Santos Nascimento)がマルコ・ヘーガー(Marco Hoeger)に対するファウルでこの試合2枚目のイエローカードを受けて退場となり、シャルケに流れが傾いた。

 すると、その1分後にシャルケはデニス・アオゴ(Dennis Aogo)のFKからチネドゥ・オバシ・オグブケ(Chinedu Obasi Ogbuke)がヘディングシュートを決め、同点でハーフタイムを迎えた。

 シャルケは、ケヴィン・プリンス・ボアテング(Kevin Prince Boateng)が足首の負傷のため後半を前に交代となったが、15分を経過するまでにさらに2点を挙げた。

 後半6分、オバシのラストパスを受けたフンテラールがファーポストにシュートを打ち込みリードしたシャルケは、同15分にセットプレーから主将のベネディクト・ヘベデス(Benedikt Hoewedes)がジャンプ一番でヘディングシュートをたたき込み、リードを広げた。

 それでも、スポルティングはその4分後にアンドレ・カリージョ(Andre Carrillo)がカーン・アイハン(Kaan Ayhan)のファウルを受けて手にしたPKをアドリエン・シウバ(Adrien Silva)が蹴り込み、1点を返すと、さらにシウバがヘディングシュートを決めて同点とした。

 しかし、スポルティングはロスタイムに途中出場のエリック・マキシム・チュポモティング(Eric Maxim Choupo-Moting)に議論の的になるPKを決められ、勝ち点1を逃した。

 リプレー映像は、フンテラールのヘディングがジョナタン・シルバ(Jonathan Silva)の顔に当たっていることを示しており、スポルティングの激しい抗議は正当なものだったが、ロシア人主審のセルゲイ・カラセフ(Sergey Karasev)氏は、ボールがシルバの上腕部に当たったとしてペナルティースポットを指さした。

 今大会初白星を飾ったシャルケは、グループ首位のチェルシー(Chelsea)と勝ち点2差の2位につけ、2週間後に本拠地でシャルケを迎え撃つスポルティングは最下位となっている。(c)AFP