【9月19日 AFP】(記事更新)四大大会(グランドスラム)2勝を誇る女子テニスの李娜(Na Li、リー・ナ、中国)が19日、故障による引退を表明した。

 32歳の李は、1月に全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)を制したばかりだった。

 李は、マイクロブログ「新浪微博(Sina Weibo)」の公式アカウントに「プロテニス選手として、コートを離れることが最善の決断だと思う」と投稿し、ひざのけがが「長期にわたり以前のようにプレーすることを妨げてきた」と明かした。

「夢見ていた以上のことを達成し、国の栄誉のために戦えたことは誇りです」

 世界ランク6位の李は、自身のテニススクール開設を含む「人生の新たな章が始まることを楽しみにしている」と述べている。

 李は今年の全豪オープンを制し、自身最高の世界ランク2位に到達した。

 しかし、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)以降はひざの故障に苦しめられ、自身に大きな影響を与えたカルロス・ロドリゲス(Carlos Rodriguez)コーチとは、7月初めに師弟関係を解消していた。

 2011年の全仏オープン(French Open 2011)でアジア勢初のグランドスラム制覇を果たした李は、アジアのテニスブームをけん引した。

 李は、21日にも北京(Beijing)で記者会見を開くとしている。(c)AFP