【1月26日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)は25日、女子シングルス決勝が行われ、大会第4シードの李娜(Na Li、ナ・リー、中国)が通算2度目の四大大会(グランドスラム)制覇を果たした。

 李娜は、7-6、6-0で第20シードのドミニカ・チブルコバ(Dominika Cibulkova、スロバキア)を退け、大会史上最年長優勝を達成した。

 2011年と2013年の全豪決勝で涙をのんでいる李娜は、3度目の決勝で大会初優勝を飾ると、グランドスラム制覇は2011年の全仏オープンテニス(French Open 2011)以来となった。

 31歳の李娜の優勝は、1973年に30歳で優勝したマーガレット・コート(Margaret Court、オーストラリア)氏の記録を抜いて大会史上最年長となった。

 李娜はまた、30歳以上でグランドスラム制覇を達成したマルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏やビリー・ジーン・キング(Billie Jean King)氏、クリス・エバート(Chris Evert)氏、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)ら、偉大な選手と肩を並べたことになる。

 世界ランク3位の李娜は、今回の優勝で、同2位のビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)との差を11ポイントまで縮めている。

 李娜は、過去に全豪の決勝で2度敗れており、今回ようやく雪辱を果たした。

 3年前の大会ではキム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)の前に屈した李娜は、前回大会では試合中に2回転倒。2度目の転倒ではコートに頭を打つなどして、アザレンカに敗れていた。

 一方、今大会で目覚ましい活躍をみせたチブルコバは、優勝を逃したものの、27日に発表される最新の世界ランキングで、13位まで浮上するとみられている。(c)AFP/Martin PARRY