【9月6日 AFP】テニス、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)は6日、米ニューヨーク(New York)市のUSTA・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター(USTA Billie Jean King National Tennis Center)で男子シングルス準決勝2試合が行われる。

 ここでは男子シングルス準決勝にまつわる5つの真実をまとめた。

――世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、8年連続で全米オープンの準決勝まで勝ち進んでおり、6日の試合では5年連続、通算6度目の決勝進出を目指すことになる。

――ジョコビッチには今季3度目の四大大会(グランドスラム)決勝進出がかかっている。ジョコビッチは全仏オープンテニス(French Open 2014)で準優勝、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)では優勝している。

 ジョコビッチが決勝に進出すれば、グランドスラムでは通算15回目となり、過去の通算成績は7勝7敗となっている。

――24歳の錦織圭(Kei Nishikori)は、日本人男子選手としては1918年大会の熊谷一弥(Ichiya Kumagai)氏以来、96年ぶりとなる全米4強入りを果たした。

 日本人男子選手が四大大会で最後に準決勝まで勝ち進んだのは、1933年のウィンブルドン選手権での佐藤次郎(Jiro Satoh)氏以来で、錦織は男子アジア勢初のグランドスラム決勝進出に挑戦する。

――もう1つの準決勝では、大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と、第14シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)が対戦する。

 全米オープンで通算5度の優勝を誇るフェデラーは、クロアチア勢としては1996年に現在コーチを務めるゴラン・イワニセビッチ(Goran Ivanisevic)氏が果たして以来となる全米4強入りを達成したチリッチとの通算対戦成績を5勝0敗としている。

――現在33歳のフェデラーは、当時35歳だったアンドレ・アガシ(Andre Agassi、米国)が決勝に勝ち進んだ2005年大会以降では最年長となるセミファイナリストとなり、全米オープンでは通算9回目、四大大会では通算36回目の準決勝となる。

 そしてフェデラーが決勝に進出すれば全米オープンでは通算7回目となり、過去6回の成績は5勝1敗となっている。(c)AFP