【8月24日 AFP】14-15イングランド・プレミアリーグは23日、第2節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)はエバートン(Everton)と2-2で引き分けた。

 2点のビハインドを背負ったアーセナルだが、オリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)が終盤に劇的なゴールを決めて同点に追いつき、敵地グディソン・パーク(Goodison Park)で引き分けに持ち込んだ。

 前半のアーセナルは精彩を欠き、このままでは4位以内を争うライバルを相手にまたしても敗戦を喫するかのようにみえた。

 昨シーズン、エバートンのほかにもチェルシー(Chelsea)、マンチェスター・シティ(Manchester City)、リバプール(Liverpool FC)に敵地で粉砕されたアーセナルの守備陣は、この日もエバートンに切り裂かれ、シーマス・コールマン(Seamus Coleman)とスティーヴン・ネイスミス(Steven Naismith)に得点を許した。

 それでもアーセナルは、試合終盤に息を吹き返し、昨シーズンよりも粘り強いチームになったことを示している。

 アーセナルはアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)が至近距離からのシュートを決め、試合時間残り7分で1点差に詰め寄ると、終了間際にはジルーのヘディングシュートで追いつき、気持ちの入った反撃は最後で実を結んだ。

 この試合でアーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)を制したドイツ代表のペア・メルテザッカー(Per Mertesacker)とメスト・エジル(Mesut Ozil)を今季初めて起用し、アレックス・オックスレイド・チェンバレン(Alex Oxlade-Chamberlain)とナチョ・モンレアル(Nacho Monreal)も先発メンバーに名を連ねた。

 一方、エバートンは引き分けに終わったレスター・シティ(Leicester City)戦から先発を2人入れ替え、ジョン・ストーンズ(John Stones)とエイダン・マクギーディ(Aiden McGeady)に代えてコールマンとケヴィン・ミララ(Kevin Mirallas)を起用したが、受け入れがたい幕切れとなった。(c)AFP/Timothy Abraham