一方、対戦相手に恵まれることになったフェデラーは、順当に行けば準々決勝で第7シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)と対戦する。

 全米オープンでは2004年から2008年にかけ大会5連覇を果たしている第2シードのフェデラーは、昨年大会ではトミー・ロブレド(Tommy Robredo、スペイン)の前に4回戦敗退を喫したが、その苦い記憶を冷静に払拭できるとみられる。

 ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2014)でハードコート大会を制し、復活をアピールしたフェデラーは、1回戦でオーストラリアのマリンコ・マトセビッチ(Marinko Matosevic)と対戦する。

 プレースタイルがフェデラーと似ていることから「ベビー・フェデラー」と呼ばれるディミトロフは、今年のウィンブルドンで4強入りを果たしたが、過去3回の全米オープンではいずれも初戦敗退を喫している。

 その流れを断ち切りたいディミトロフの1回戦の相手は、主催者推薦で出場するライアン・ハリソン(Ryan Harrison、米国)となった。

 また、第6シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)と第4シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)は、順当に勝ち進めば準々決勝で激突する可能性がある。

 第10シードに入った錦織圭(Kei Nishikori)は、1回戦で米国のウェイン・オデスニク(Wayne Odesnik)と対戦する。(c)AFP