【8月15日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2014)は14日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-7、5-7で第16シードのトミー・ロブレド(Tommy Robredo、スペイン)に敗れた。

 世界ランク1位のジョコビッチは、先週のロジャーズ・カップ2014(Rogers Cup 2014)に続き、2週連続で3回戦敗退を喫している。

 これでジョコビッチは、25日から開幕する今シーズンの四大大会(グランドスラム)最終戦、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)に向けて、実戦での調整が不十分となり、自信も失うことになった。

 先月結婚したばかりのジョコビッチは、第一子誕生も間近で、テニスをプレーする上で新たな重圧を抱えている可能性がある。

 ジョコビッチは、「試合に負けたことは残念だ。ハードコートでのこの2週間は、多くのことがうまくいっていない。不運なことだけれど、自分の理想とするプレーから程遠い状態にあるのは明白だ」とコメントした。

「全米オープンに向けて練習に励み、調子を上げていく必要がある。とにかく余裕がない。それだけだ」

 対ジョコビッチ戦の連敗を6で止め、通算対戦成績を2勝6敗としたロブレドは、「今大会では積極的な戦いができている。最高の状態でプレーしているときこそ、今日のような試合で勝てるチャンスが巡ってくる。とにかく、ぶつかっていく必要があるなかで、いい結果が出せた」と語った。

 ロブレドとの1時間45分に及んだ試合に敗れたジョコビッチは、ATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)の今大会で、初タイトル獲得の機会をまたもや失った。(c)AFP