【8月22日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2014)は21日、男子シングルスの組み合わせ抽選が行われ、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)とアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が準々決勝で激突する可能性が出てきた。一方、18度目の四大大会(グランドスラム)制覇を目指すロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は比較的に恵まれた組み合わせとなった。

 2011年大会(The US Open Tennis Championships 2011)王者で世界ランク1位のジョコビッチは、大会第1シードとして5年連続の決勝進出を狙う。

 ジョコビッチは、昨年大会(The US Open Tennis Championships 2013)決勝でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に敗れているが、そのナダルは右手首の負傷で欠場が決まり、大会連覇は不可能となっている。

 1回戦でアルゼンチンのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman)と対戦するジョコビッチは、順当に勝ち進めば4回戦でジョン・イズナー(John Isner、米国)と激突する可能性がある。しかし、強力なサーブを武器とする第13シードのイズナーはこの日、右足首の負傷によりウィンストンセーラム・オープン(Winston-Salem Open 2014)で棄権を余儀なくされ、負傷を抱えた状態で大会に挑むことになるとみられる。

 2012年大会(The US Open Tennis Championships 2012)覇者で2013年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)で優勝して以降タイトルから遠ざかっている第8シードのマレーは、1回戦でオランダのロビン・ハーセ(Robin Haase)と対戦する。マレーは、順当に4回戦に進出すれば第9シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)と激突する可能性がある。

 そのほか上位シードでは、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)王者のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)が第3シードに入った。ワウリンカは、1回戦でイリ・ベセリ(Jiri Vesely、チェコ)と対戦し、順当に行けば準々決勝の相手は第5シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)となる可能性がある。

 今年のウィンブルドン(The Championships Wimbledon 2014)で自身初のグランドスラム大会4強入りを果たしたラオニッチは、予選を勝ち上がった選手との初戦を順当に突破するとみられる。