【8月21日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は20日、イタリアサッカー連盟(Italian Football FederationFIGC)のカルロ・タベッキオ(Carlo Tavecchio)新会長の人種差別発言と非難されたコメントに対する調査に乗り出した。

 先月、公の席で71歳のタベッキオ氏は、「昔バナナを食べていた『オプティ・ポバ(Opti Poba)』が、突然ラツィオ(SS Lazio)の先発になる」とコメントしていた。

 これは、現在イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に所属するフランス代表のポール・ポグバ(Paul Pogba)に対するものとみられており、イタリアでは議論が巻き起こり、評論家からは公然での人種差別と非難された。

 タベッキオ会長は言い回しが悪かったと示唆し、発言すべきでは無かったとしていた。

 FIGCの公式ホームページに掲載された声明でタベッキオ会長は、「UEFAの決定には落ち着いているし、敬意を表す。彼らは彼らの責務を果たしているだけで、今回のことは予期していた。しかし、私の過ちと真意の両方について、UEFA本部に説明できることだろうと確信している」とコメントした。(c)AFP