【8月15日 AFP】イタリアサッカー連盟(Italian Football FederationFIGC)は13日、代表監督に同国セリエAのユベントス(Juventus)で指揮官を務めていたアントニオ・コンテ(Antonio Conte)氏を招聘(しょうへい)した。

 契約は2016年7月31日までの2年間で、年俸は200万ユーロ(2億7300万円)。

 45歳のコンテ氏は、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)のグループリーグでの敗退を受けて辞任したクラウディオ・チェーザレ・プランデッリ(Claudio Cesare Prandelli)前監督の後任に就くと取りざたされていた。

 FIGCのカルロ・タベッキオ(Carlo Tavecchio)会長によると、コンテ新監督の就任会見は19日にローマ(Rome)で行われる。

 新指揮官の初陣は、9月4日に行われるオランダとの親善試合となる。その5日後には、欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)予選グループHの初戦となるノルウェー戦が控えており、2大会連続でW杯のグループステージ突破を逃した代表チームにはプレッシャーがのしかかることになる。

 FIGCは、コンテ氏に「代表チームの立て直しと連盟のトレーニング施設を通じて新たな選手を成長させる」任務を託したと声明を発表している。

 また声明の中で同連盟は、独スポーツ用品大手のプーマ(Puma)による財政支援によって、コンテ氏との契約が可能になったことを明かしている。コンテ氏は、欧州選手権の出場権獲得や世界ランキングを上昇させることでボーナスを手にすることになる。現在、イタリアの世界ランクは14位となっている。

 コンテ氏は昨季、ユベントスをリーグ3連覇に導いた。これは、クラブが1930年代に達成した5連覇以来となる偉業となっている。(c)AFP