【7月17日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のメルセデスAMG(Mercedes AMG)は16日、チームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)と今季のドライバーズタイトル争いを演じているニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)と、新たに複数年契約を結んだと発表した。

 29歳のロズベルグは、2010年にF1復帰を果たしたメルセデスに加入すると、在籍した5シーズンで6勝を挙げ、表彰台入り17回、ポールポジション獲得8回を記録している。

 メルセデスは公式ウェブサイトに掲載された声明のなかで、「7月14日にニコ・ロズベルグが複数年の契約延長にサインしたと発表できることを嬉しく思う」とコメントしている。

 メルセデスのトト・ヴォルフ(Toto Wolff)会長は、「新しい契約により、われわれは将来に向けた安定と継続を手にすることができる。メルセデスとニコにとってホームレースとなるホッケンハイム(Hockenheim)でのドイツGP(German Grand Prix 2014)を前に、今回の発表ができて喜んでいるよ」と語った。

 ロズベルグは現在、ドライバーズタイトル争いでハミルトンに4ポイント差をつけて総合首位に立っている。

 前回の英国GP(British Grand Prix 2014)では、2008年の総合王者ハミルトンが優勝し、ポールポジションでスタートしたロズベルグはリタイアに終わっていた。ロズベルグは英国GPまでの8戦すべてで、優勝もしくは2位でレースをフィニッシュしていた。

 ロズベルグは、「世界最高といわれるチーム」で役割を担うことができて「誇りに思う」と語った。

「僕らが現在いる立場にたどり着く道のりは難しいものだった。だけど全員が信じ続けていたし、メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)の素晴らしいサポートがあったからこそ、僕らは今のF1をリードしているんだ」

(c)AFP