【7月6日 AFP】14F1第9戦英国GP(British Grand Prix 2014)は5日、シルバーストーン・サーキット(Silverstone Race Circuit)で予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)が、劇的で波乱に満ちた予選の最後で逆転し、ポールポジションを獲得した。

 ロズベルグのチームメートで、先にピットに戻った英国出身のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)がポールポジションを獲得するかのようにみえたが、ドライコンディションとなった最終ラップでロズベルグが執念をみせ、ポールの座を勝ち取った。

 レッドブル(Red Bull)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が2番手、マクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のジェンソン・バトン(Jenson Button)が3番手に入り、ハミルトンは最終的に予選6番手となった。

 ロズベルグのポールポジション獲得はハミルトンと並んで今季4度目、通算8度目となり、シルバーストーンで獲得したのは今回が初めてだった。ロズベルグはまた、現在総合首位に立つドライバーズタイトル争いでも、2位との29ポイント差を広げる絶好の機会を手にしている。

 ケータハム(Caterham F1 Team)の小林可夢偉(Kamui Kobayashi)とマーカス・エリクソン(Marcus Ericsson)はQ1で敗退し、決勝は11列目スタートとなった。(c)AFP