【6月23日 AFP】14F1第8戦オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2014)は22日、シュピールベルク(Spielberg)のレッドブル・リンク(Red Bull Ring)で決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)が優勝した。

 レッドブル(Red Bull)がホームで散々な結果に終わるなか、ロズベルグはチームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を振り切り、今季3勝目を手にした。

 ウィリアムズ(Williams)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が3位で自身初の表彰台入りを果たし、ポールポジションからスタートしたフェリペ・マッサ(Felipe Massa)は4位だった。

 この結果、今季8戦中6戦で1・2フィニッシュを果たしているメルセデスAMGは合計ポイントを301点に伸ばし、レッドブルに143点差をつけてコンストラクターズ部門トップの座を守った。

 ドライバーズタイトル争いでは、今季すべてのレースで表彰台入りを果たしているロズベルグが、今季4勝の同僚ハミルトンに29点差をつけて総合首位の座を守っている。

 一方、第7戦カナダGP(Canadian Grand Prix 2014)でメルセデスAMGを抑え、今季初勝利を挙げたレッドブルだったが、この日はダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が8位に終わり、ホームレースで好成績を残すことはできなかった。

 また、総合4連覇中のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)はリタイアを余儀なくされ、期待外れのシーズンにさらなる追い打ちをかけている。

 ケータハム(Caterham F1 Team)の小林可夢偉(Kamui Kobayashi)は16位だった。(c)AFP