【6月27日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)は26日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第10シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-3、6-2、6-1のストレートでデニス・クドラ(Denis Kudla、米国)を退け、3回戦に駒を進めた。

 世界ランク12位の錦織は、これまでウィンブルドンに合計5回出場し、いまだ3回戦の壁を破れていないが、今年はこの不名誉な記録に終止符を打つことが確実視されている。

 世界ランク136位のクドラに対して圧倒的な強さをみせた24歳の錦織は、ここまで1セットも落としておらず、3回戦では大会第22シードのフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber、ドイツ)とシモーネ・ボレッリ(Simone Bolelli、イタリア)の勝者と対戦する。

 四大大会(グランドスラム)で錦織は、2012年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2012)で準々決勝進出を果たしているものの、ウィンブルドンでは過去2大会で3回戦敗退に終わるなど苦戦が続いている。

 しかし、大会前にコーチのマイケル・チャン(Michael Chang)氏と行ったグラスコートでの厳しい練習の成果は、すでに表れ始めており、ウィンブルドンの前哨戦となったグラスコート大会のゲリー・ウェバー・オープン(Gerry Weber Open 2014)ではベスト4まで勝ち残った。(c)AFP