【3月19日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のニューヨーク・ニックス(New York Knicks)は18日、通算11度のNBAファイナル制覇の実績を持つフィル・ジャクソン(Phil Jackson)氏がチームに復帰し、球団社長として迎え入れることを発表した。

 かつてシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)とロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)で指揮を執ったジャクソン氏は、18日の記者会見で低迷するニックスの球団社長として紹介された。

「全力で取り組む覚悟だ」と前置きしたジャクソン氏は、「チームを作り上げたい。バスケットボールをする上で、ここは最高の場所」と語った。

 ジャクソン氏は自身が在籍していた1970年代のニックスの輝きを取り戻すため、チームに尽力する覚悟を決めている。

 現役時代の1967年から1978年までニックスでプレーしたジャクソン氏には、球団社長としてバスケットボールに関するすべての決定権を与えられた。ジャクソン氏は1973年にニックスのNBAタイトル獲得に貢献しているが、それを最後にチームは優勝から遠ざかっている。

 ジャクソン氏は、「われわれは過去の栄光を誇りに思いつつ、前進していきたい」と語った。

「自分がバスケットボールを始めた場所に帰ってくるのは、素晴らしい感覚だよ」