【12月3日 AFP】フランスの一流シェフ、ティエリ・ドラポー(Thierry Drapeau)氏が旅先のロシアで紛失したレシピのノートを地元の女性が公園で見つけ、ノートは無事ドラポー氏の手元に戻ったとインタファクス(Interfax)通信が11月30日、報じた。

 仏ミシュランガイドで2つ星を獲得しているドラポー氏は、ロシア・ウラル(Urals)地方最大の都市エカテリンブルク(Yekaterinburg)で開かれた、上級者向けのレッスンに講師として訪れた際、20年にわたってレシピを書きつづってきたノートを紛失した。

 ノートを見つけ届け出した女性には、ドラポー氏を招待していたエカテリンブルク市内のレストランオーナーから懸賞金1万ユーロ(約107万円)が渡されたと、インタファクス通信は伝えている。

 インタファクス通信によるとドラポー氏は、「ご協力、本当にありがとうございます。優しくて、困っている人を助ける心を持つ人たちがいるエカテリンブルクがとても好きになりました」と語ったという。

 ドラポー氏のノートがなぜ公園にあったのかは明らかになっていない。(c)AFP