【9月10日 AFP】米フロリダ(Florida)州で黒人少年が射殺された事件で無罪となった元自警団員のジョージ・ジマーマン(George Zimmerman)氏(29)が、家庭内暴力の疑いで一時身柄を拘束されていたと、地元紙オーランド・センチネル(Orlando Sentinel)が9日、伝えた。

 オーランド・センチネル紙によると、フロリダ州中部のレークメリー(Lake Mary)市警は、ジマーマン氏の関係する「家庭内暴力の疑い」について捜査をしており、ジマーマン氏の身柄を一時拘束した後、釈放したという。

 家庭内暴力が起こったとされるのは妻のシェリー・ジマーマン(Shellie Zimmerman)さんの両親の自宅。シェリーさんは先週、離婚申請を行っていた。

 シェリーさんは911番への緊急通報の中で、ジマーマン氏がシェリーさんと両親を銃で脅したと述べた。

「(ジマーマン氏は)車の中で銃を手にやり、『こっちに来い』と言い続けてる」「私たち全員を脅している。撃ってくると思う。父は脅しつけられ、私のiPadも取り上げられて割られた。怖い。本当に怖い」

 さらにシェリーさんは「お父さん、車の後ろか何かに隠れて。お父さん、家の中に入って!」と叫び、すぐに父親のために救急車を呼ぶよう要請した。「信じられない!信じられない!」

 市警はこれまでのところ、報道の事実確認をしていない。(c)AFP