【7月11日 AFP】フランス・パリで1日、アルベール・エルバス(Alber Elbaz)とルカ・オッセンドライバー(Lucas Ossendrijver)が手がける「ランバン(Lanvin)」が13年春夏メンズコレクションを発表した。

 今シーズンは、伝統的な生地やクラシックスーツ、ハイテク加工の現代的な素材を組み合わせ、コントラストを表現した。ランバンのメンズデザイナーに就任して6年目を迎えたルカは 軽やかなブルーのシルクTシャツ姿でバックステージに登場。ラグジュアリーでありながらも、リラックスした自らの服装について「これは、ランバン・ブルー。今回のコレクションを要約したような装いですね」と語る。

 ランウェイには、ハイウエストやローウエストのパンツ、ゆったりめの丸みを帯びたジャケットや、タイトなジャケットなど、さまざまなアイテムが登場した。「ファッション性をアピールする緊張感を作り出すと同時に、異なるシルエットを選択肢として提案しました。私が目を向けているのは、街中にいる男性や顧客の皆さん。彼らに、より民主主義的なファッションを届けたいのです」とルカ。

 エルバスも「シーズンごとに、ひとつのスタイルやカッティングを押し付けるようなことはしたくありません」と加える。「衣服は、サイズ0でない人々に対しても、より寛容であるべきです。矛盾があって当たり前。ファッションは緊張感を与えるものであり、またある種のエネルギーの源でもあるのですから」(c)AFP/Gersende Rambourg