【12月11日 AFP】米連邦準備制度理事会(FRB)は10日、3会合連続で政策金利の引き下げを決めた。FRBのジェローム・パウエル議長は、今後数か月は利下げを見送る可能性を示唆した。

FRBは連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、政策金利の誘導目標を0.25%幅引き下げ、3.50%から3.75%の範囲に設定することを賛成多数で決定した。

パウエル議長はFOMC終了後の記者会見で「ここから経済がどのように進展するかを見守るのに適した立場にある」と語り、当面据え置く可能性を示した。

今回のFRBの決定を受け、ドナルド・トランプ米大統領は、利下げの幅が「小さい」と指摘し「少なくとも倍の利下げを行うべきだった」と述べた。

トランプ氏は、米ポリティコで9日に掲載されたインタビューで、パウエル議長の後任に関して、即座に金利を引き下げるかどうかで判断する可能性に言及した。

米国家経済会議(NEC)のケビン・ハセット委員長がFRB次期議長の有力候補と見られている。(c)AFP