【4月14日 AFP】ロードレース世界選手権、第4戦カタールGPは13日、MotoGPクラスの決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チームのマルク・マルケス(スペイン)は弟との1周目の衝突を乗り越え、今シーズン3勝目を挙げた。

マルケスは、第2コーナーでBK8グレシーニに所属する弟アレックスに背後から追突された。「幸運なことに、2人ともバイクから投げ出されずに済んだ」と振り返ったマルケスはこれで一時的に遅れを取ったものの、立て直してトップでフィニッシュした。

2014年以来のカタールGP優勝を飾ったマルケスは、スプリントと決勝レース両方の勝利、予選でのポールポジション獲得、コースレコードを達成して大会を終えた。大会前は弟と年間順位で1ポイント差だったが、これで17ポイント差に広げてトップを維持している。

マルケスはここまで、スプリントと決勝レースを合わせて8戦7勝。唯一勝利を逃したのは、トップを走りながらクラッシュした第3戦米国GP決勝となっている。

レッドブルKTMのマーベリック・ビニャーレス(スペイン)は2番手に入ったが、後にタイヤの空気圧違反が発覚してペナルティーを受けた。これにより、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイア(イタリア)が2位に、プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームのフランコ・モルビデリ(イタリア)が3位に昇格した。

昨シーズンの年間覇者であるアプリリアのホルヘ・マルティン(スペイン)は、シーズン前のクラッシュで骨折し、今大会が今季の初レースだったが、再び転倒して胸部の負傷で病院に搬送された。(c)AFP