【4月30日 AFP】マルコ・ルビオ米国務長官は29日、ロシアとウクライナの和平交渉について、両国が「具体的な提案」を示さなければ、米国は仲介役から退くと警告した。

ドナルド・トランプ大統領は政権2期目の最初の24時間でロシアとウクライナの戦争を終結させると公約していたが、就任から100日を迎えたこの日、ルビオ氏の発言は、政権が他の問題へ関心を移す可能性を示唆するものとなった。

国務省のタミー・ブルース報道官は記者団に対し、「今こそ両当事者がこの紛争を終わらせるための具体的な提案を示す時だ」とルビオ氏のメッセージを伝えた。

その上で、「進展がなければ、我々はこのプロセスから手を引くことになるだろう」と述べ、最終的な判断はトランプ大統領に委ねられるとも付け加えた。(c)AFP/Shaun TANDON