サルコジ元仏大統領、二審も実刑判決
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【5月17日 AFP】フランスの控訴院は17日、汚職と職権乱用の罪でニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)元大統領(68)に言い渡された禁錮3年の一審判決を支持した。弁護団は最高裁に当たる破棄院に上告する意向を示した。
サルコジ被告は、2014年に判事に要職をあっせんして別の事件の捜査情報の入手を試みたとされる。一審判決には2年の執行猶予が付き、残る1年を電子監視ブレスレットを装着した上での自宅軟禁と公職追放3年が言い渡された。控訴院は今回、これらの判決を支持した。
07年〜12年に大統領を1期務めたサルコジ被告は退任して以降、数々の罪に問われている。
だが、こうした判決後も、サルコジ被告はフランスの右派の間で強い影響力と人気を維持している。現職のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領にも意見することがあるという。
フランスの大統領経験者が有罪判決を受けた例は、故ジャック・シラク(Jacques Chirac)氏に次いで2人目。シラク氏は2011年、パリ市長時代の公金横領の罪で執行猶予付きの禁錮2年を言い渡された。(c)AFP/Anne Lec'hvien and Anne-Sophie Lasserre