【6月12日 AFP】第90回ルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race 2022)が11日、仏ルマン(Le Mans)のサルト・サーキット(Circuit de la Sarthe)でスタートし、ユナイテッド・オートスポーツ(United Autosports)のジョシュア・ピアソン(Joshua Pierson)が大会最年少となる16歳118日で出場を果たした。

 ピアソンはアレクサンダー・リン(Alexander Lynn)、オリバー・ジャービス(Oliver Jarvis)とともに2部に当たるLMP2クラスにエントリーしており、記録更新は既定路線だったが、レース開始から2時間が経過した現地時間午後6時(日本時間12日午前1時)過ぎ、実際にコースへ出た。

 ピアソンは、同じ米国のマット・マクマリー(Matt McMurry)が2014年に残した16歳202日の記録を更新した。マシンは序盤に技術系のトラブルに悩まされ、ピアソンがハンドルを握った時点では13位を走っていた。

 レース前から注目を集めていたピアソンは、大会のウェブサイトで「この若さで歴史の一部になるのはとても特別なことだが、準備はできている」と意気込み、「僕の出場に大きな注目が集まっているが、僕については実際に最年少というのがすべてだから、気にしてはいない」と話している。

 一方で、アイアン・リンクス(Iron Lynx)のピエール・エーレット(Pierre Ehret)は、大会最年長となる65歳で出場を果たしている。(c)AFP