MotoGP引退のロッシが四輪転向、将来はルマン目指す
発信地:パリ/フランス
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【12月10日 AFP】2021年シーズン限りでロードレース世界選手権(WGP)のMotoGPクラスから引退したバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)が、FIA世界耐久選手権(WEC)への参戦を見据えてアウディ・スポーツ(Audi Sport)のテスト走行に臨んだ。ベルギーのレーシングチームであるチームWRT(Team WRT)が9日、明らかにした。
チームWRTは発表文で、「今週の火曜日(7日)から木曜日(9日)にかけて、ベルギーのチームがスペインのバレンシア・サーキット(Circuit de la Comunitat Valenciana Ricardo Tormo)でアウディ・スポーツとテストを行った」と述べ、「きょう参加した中には、バレンティーノ・ロッシもいた。その目的は、通算9度のWGP王者とGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GT World Challenge Europe)現王者との間で、将来タッグを組む可能性を探るためである」と発表した。
先月14日に行われたWGPの第18戦バレンシアGPでMotoGPでの最後のレースを終えた42歳のロッシは、2022年シーズンからGT3クラスでスタートし、最終的にはLMP2もしくは最高峰カテゴリー「ルマン・ハイパーカー(LMH)」で、ルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race)を目指すことになる。(c)AFP