【6月21日 AFP】男子テニス、シンチ選手権(2021 cinch Championships)は20日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)が6-4、6-7(5-7)、6-3でキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)を下し、1985年大会のボリス・ベッカー(Boris Becker)氏以来となる初出場初優勝を果たした。

 この日は今大会で初めてセットを落としたが、それでも2回戦以降は一度もブレークを許さなかった強力なサーブで19本のエースを記録し、キャリア通算5勝目を挙げた。

 ベレッティーニは「子どもの頃に見ていた時から、この大会でプレーするのが夢だった」と話し、「優勝した他の大会には恐縮だが、間違いなく今までで最高のトロフィーだ」と喜んだ。「素晴らしい一週間になったし、彼(ベッカー氏)と自分の名前が一緒に刻まれるなんて信じられない」 (c)AFP/Pirate IRWIN