【12月13日 AFP】フロリダ大学(University of Florida)に所属する米大学バスケットボールのスター選手キオンテイ・ジョンソン(Keyontae Johnson)が試合中に突如倒れ、病院へ緊急搬送される出来事があった。重体だが、容体は安定しているという。

 プレシーズンにサウスイースタン・カンファレンスの最注目選手に挙げられた3年生のジョンソンは、12日にライバルであるフロリダ州立大学(Florida State University)との一戦に臨むと、試合の序盤からアリウープをたたき込み、チームメートと喜び合う様子を見せていたが、タイムアウト明けにコート上で突然倒れ込んだ。

 チームのメディカルスタッフが対応に当たる中、仲間の選手はマイク・ホワイト(Mike White)ヘッドコーチ(HC)と共に集まり、不安で涙を流すチームメートもいた。ジョンソンが担架で運び出された後、試合は再開し、フロリダ州立大学が83-71で勝利を収めている。

 試合後、ホワイトHCは病院へ向かい、残りの選手たちは学校へ戻った。ジョンソンの容体に関する新たな情報は発表されていない。HCは試合後の記者会見を行わず、ツイッター(Twitter)に「どうかキオンテイと家族のために祈り続けてほしい。みんなが彼を愛している」と書き込んだ。

 フロリダ州立大学のレナード・ハミルトン(Leonard Hamilton)HCは、試合続行の判断について、「相手に任せたいとスタッフに伝えた」と話し、ホワイトHCと直接言葉を交わしたわけではないが、選手と相談した上で続行を決めたと伝えられたことを明かした。(c)AFP