【5月12日 AFP】24-25スペイン1部リーグは11日、第35節の試合が行われ、FCバルセロナとレアル・マドリードの伝統の一戦「エル・クラシコ」は4-3でバルセロナが逆転勝利を収め、タイトルに王手をかけた。

レアルはキリアン・エムバペがハットトリックを決めたが、バルセロナはラフィーニャの2得点とラミネ・ヤマル、エリック・ガルシアのゴールで勝利し、残り3試合でレアルとの勝ち点差を7に広げた。

バルセロナは6日にインテルとの欧州チャンピオンズリーグ準決勝で敗退しており、さらにクラシコも落とせば一気に崩れかねないところだった。

その中で、開始早々にエムバペに連続ゴールを許して2失点。それでもそこから巻き返し、CKからガルシアのヘディングと、ヤマルのカーブをかけた見事なシュートで同点に追いついた。

その2分後にはラフィーニャのゴールで逆転。さらにラフィーニャの2点目でリードを広げると、後半にエムバペにハットトリックを許したが逃げ切った。

これでバルセロナは今季のクラシコで4戦全勝とし、レアルに対して優位性を示した。早ければ14日、レアルがマジョルカ戦で敗れれば2シーズンぶりのタイトルが確定する。レアルが引き分け以上なら、バルセロナは15日のエスパニョール戦に勝利すれば優勝が決まる。

一方のレアルは、エムバペが今季のリーグ戦のゴール数を27得点に伸ばし、バルセロナのロベルト・レワンドフスキを上回って得点ランキングトップに立った。また、公式戦通算では38ゴールに達し、移籍1年目の得点数としてはイバン・サモラーノが保持していたクラブ記録(37得点)を上回った。

しかしチームは、カルロ・アンチェロッティ監督にとって最後になると思われるクラシコに敗れ、今季を無冠で終える可能性が高まっている。(c)AFP/Rik Sharma