【8月8日 AFP】欧州のプロバスケットボールリーグでプレーしていたナイジェリア出身のマイケル・オジョ(Michael Ojo)選手(27)が、セルビアの首都ベオグラードでのトレーニング中に死亡したと、元所属チームのレッドスター・ベオグラード(Red Star Belgrade)が明らかにした。

 レッドスターの広報担当者はAFPの取材に対して、「このニュースに心から悲しんでいる」とコメントした。死因については明らかにしなかったが、地元メディアでは同選手が心臓発作に襲われたと報じられた。

 ナイジェリア・ラゴス(Lagos)出身で216センチの長身を誇るオジョ選手は、学生時代に米国のフロリダ州立大学(Florida State University)でプレーした後、欧州に渡ってプロ生活を開始した。

 ベオグラードに本拠地を置く別のチームに所属した後、欧州の強豪チームであるレッドスターに移籍してすぐにファンの人気者になり、同チームで2シーズンプレー。先月30日からは所属先がなかったものの、ベオグラードで練習を続けていた。

 レッドスターは、「陽気な巨人」ことオジョ選手を哀悼するコメント文を発表し、「マイケル・オジョの突然で衝撃的な死に、初日から彼を受け入れていた選手やコーチ、そしてクラブマネジメントの全員が深く悲しんでいる。彼もこのクラブを自分自身のごとく考えていた」と述べた。

 一方、ユーロリーグ(Euroleague)もオジョ選手の遺族をはじめ、チームメートやコーチ陣、「そして彼のパフォーマンスを楽しんだ大勢のファン」に対して哀悼の意を表した。(c)AFP