全豪決勝進出のマレー、兄のダブルス決勝は「観戦しない」
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【1月30日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)の男子シングルスで決勝に進出した大会第2シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、実兄のジェイミー(Jamie Murray、英国)が出場する30日の男子ダブルス決勝について、過度のストレスを感じるという理由から観戦するつもりはないと語っている。
世界ランク2位のアンディは、今大会の準決勝でミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)とのフルセットに及ぶ死闘を制し、31日には決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と対戦することになった。
一方、ダブルスではジェイミーがブルーノ・ソアレス(Bruno Soares、ブラジル)とともに決勝進出を果たしており、同じグランドスラムのシングルスとダブルスの両方で兄弟がファイナリストになったのは、オープン化以降では史上初の快挙となっている。
しかし、アンディは「今大会では兄の試合は一度も見ていないんだ。意図的にね。とてもストレスを感じてしまうから、観戦するつもりはない」と明かした。
「だけど、史上初の快挙は本当にすごいことだ。四大大会(グランドスラム)で彼は3大会連続決勝進出を果たしている。素晴らしいテニスをしていて、ランキングもトップに上りつつある。とても誇りに思うよ」
「珍しい状況であることはたしかだし、そうめったにはお目にかかれないと思う。達成するのは難しいことだから、一緒にこの状況を楽しみ、誇りにするべきだよね」
アンディはまた、どのようにしてジェイミーの試合結果を知るのかと問われると、笑いながらこう答えた。「ネットで確認するだけさ」
(c)AFP