【12月17日 AFP】サッカー元フランス代表で、イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)などで活躍したティエリ・アンリ(Thierry Henry)が15日、現役引退を発表したことを受けて、アーセナルの現所属選手らが、クラブのレジェンドに向けてねぎらいと賛辞の言葉を寄せている。

 ウェールズ代表MFのアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)は、ツイッター(Twitter)に「並外れたキャリアを送った@ThierryHenryにお疲れ様を。一流の選手。一流の男。#Legend」と投稿した。

 ドイツ代表の司令塔、メスト・エジル(Mesut Ozil)も、ツイッターで「かつて僕たちみんなをとりこにしたあなたへ、贈る言葉はこれしかない。ありがとう!@ThierryHenry #ArsenalLegend.」とつぶやいた。

 イングランド代表のサイドアタッカーで、アンリが2007年にクラブを去った後、背番号14を受け継いだセオ・ウォルコット(Theo Walcott)は、「僕のキャリアに本物の刺激を与えてくれた@ThierryHenryにありがとう。新しい道に、幸運が待っていることを祈ります」とコメントした。

 現在37歳のアンリは、フランス代表としてW杯と欧州選手権の2冠を達成し、クラブではFCバルセロナ(FC Barcelona)で欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇も経験した。しかしファンが一番よく覚えているのは、アーセナルで披露した記録破りの活躍だろう。

 アーセナル時代のアンリは、2度のプレミアリーグ優勝と3度のFAカップ(FA Cup)制覇を達成し、クラブ歴代最多となる228ゴールを記録した。2011年には、その功績をたたえてエミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)に銅像が作られている。

 アーセナルでアンリとともに4年間プレーしたスペイン代表のセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)は、ツイッターに2人が一緒に試合後のインタビューを受けている写真を添え、「一緒にプレーしたなかで、最高の選手の1人がキャリアに幕を下ろすと聞いて悲しんでいる。@thierryhenryは本物のレジェンドだ」と書き込んだ。

 また、アンリにクラブの歴代最多得点の記録を更新されたイアン・ライト(Ian Wright)氏は、ASモナコ(AS Monaco)やユベントス(Juventus)などでもプレーしたアンリの写真を添えて、「比類なき王」と簡潔なメッセージを寄せた。