フェデラーが驚異の逆転勝ち、ベスト4出そろう 全米オープン
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【9月5日 AFP】テニス、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)は4日、米ニューヨーク(New York)市のUSTA・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター(USTA Billie Jean King National Tennis Center)で男子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は4-6、3-6、6-4、7-5、6-2で第20シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)を下し、6度目の優勝に望みをつないだ。
33歳のフェデラーは、第4セットで2度のマッチポイントをしのぐと、モンフィスのスタミナもとうとう底をつき、第5セットは一方的な試合展開となった。
フェデラーは、準決勝で第14シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)に勝利すれば、ハードコートでキャリア600勝目を挙げることができる。チリッチは、同日に行われた準々決勝で、第6シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)を退けベスト4進出を決めた。
2012年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)3回戦でも、フェデラーは、対戦相手のジュリアン・ベネトー(Julien Benneteau、フランス)に最初の2セットを奪われながら、逆転で白星を挙げていた。
全米オープンで2011年以来の4強入りを果たしたフェデラーは、「ガエルは素晴らしいテニスをしていたが、2セットを先取されても、彼が勝利からは程遠いことを知っていた」と振り返った。
「もっと良いプレーができるとは思っていたが、マッチポイントの場面ではさすがに焦った」
「それからはただ、『これが最後のポイントかもしれない。簡単なショットで終わらせたくない。苦しめなくては』と考えていた」
(c)AFP/Dave JAMES