ハースが12年ぶり2度目の優勝、オーストリア・オープン
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【10月21日 AFP】男子テニス、オーストリア・オープン(Erste Bank Open Austria 2013)は20日、決勝が行われ、大会第2シードのトミー・ハース(Tommy Haas、ドイツ)は6-3、4-6、6-4でオランダのロビン・ハーセ(Robin Haase)を下し、同大会で12年ぶり2度目の優勝を飾った。
オーストリアのキッツビューエル(Kitzbuehel)で行われたクレー大会で過去2度の大会制覇を果たし、ツアー3つ目のタイトル獲得を目指していたハーセだったが、ベテランのハースが2時間15分で勝利を手にした。
ハースは、同大会の決勝でティム・ヘンマン(Tim Henman)に敗れた翌年の2001年に大会初優勝を果たしていた。
また、今季は5月にドイツのミュンヘン(Munich)で行われたクレー大会のBMWオープン(BMW Open 2013)で優勝しており、約2週間後に開催が迫るロンドン(London)でのシーズン最終戦、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2013)への出場権獲得の争いに生き残っている。
出場選手8人中残り4枠となったツアー・ファイナルの出場ランキングでハースは現在12位につけている。
レギュラーシーズン残り2週間でハースは、バレンシア・オープン(Valencia Open 2013)とパリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2013)に臨んで出場圏入りを目指す。
ツアー通算27度目の決勝に進出したハースは、試合開始早々にハーセにブレークを喫しながら続く7ゲーム中6ゲームを奪って逆転で第1セットを先取。続く第2セットは第1ゲームでブレークに成功した。
しかし、ハーセがブレークバックして追いつき、最後はロブショットでウィナーを記録して第2セットを奪取。セットカウントを五分に戻した。
最終セットではブレークしたハースがゲームカウントを5-4とし、続く第10ゲームでハーセのフォアハンドがエンドラインをオーバーすると勝負が決した。ハースはこの勝利で通算15度目のツアー制覇を遂げた。(c)AFP/Scott WILLIAMS