【4月21日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティを今季限りで退団することが発表されたケビン・デ・ブルイネが、クラブから契約延長を打診されなかったことに「少し驚いた」と明かした。

33歳のデ・ブルイネは、輝かしいキャリアを築いたクラブを今季限りで去り、マンチェスターでの記憶に残る時代に幕を下ろすことになる。

2015年にドイツ・ブンデスリーガ1部のVfLボルフスブルクから加入したデ・ブルイネは、シティでは6度のプレミアリーグ優勝とFAカップ2回、リーグカップ5回の優勝を達成。さらに2022-23シーズンには欧州チャンピオンズリーグ制覇を含めた3冠の偉業を成し遂げた。その一方でここ2シーズンは負傷や調子の波に苦しみ、ジョゼップ・グアルディオラ監督は、自身の判断で契約延長を求めなかったと示唆している。

デ・ブルイネは、新しい契約オファーをもらえなかったことにショックを受けたと認め、まだ最高レベルの舞台で輝けると信じていると話した。

シティがエバートンに2-0で勝利した19日の試合後、デ・ブルイネは「シーズンを通じてオファーはない。クラブは決断したということだ」と話し、「もちろん、少し驚いたが、受け入れるしかない。正直、今見せているように、まだこのレベルでもやれると思っているが、クラブが決断を下さなければならないことも理解している」と語った。

去就についてはまだ決めておらず、今はシティの15シーズン連続となる欧州チャンピオンズリーグ出場に向け、5位以内の確保に集中しているという。

すでに米メジャーリーグサッカー(MLS)のクラブへの移籍がうわさされているが、プレミア残留や欧州のビッグクラブ移籍の可能性も排除していない。デ・ブルイネは「どんなオファーも歓迎する。全体像を見なければならない。スポーツ面や家族など、すべてを考慮して、自分と家族にとって何が一番かを考えたい」と話している。(c)AFP