【4月21日 AFP】24-25イングランド・プレミアリーグは20日、第33節の試合が行われ、リバプールはトレント・アレクサンダー・アーノルドの終盤のゴールでレスター・シティに1-0で勝利し、優勝に王手をかけた。敗れたレスターは2部降格が決まった。

リバプールは、2位アーセナルが今節敗れ、さらに自分たちが勝利すれば最多タイとなる20回目のイングランドトップリーグ優勝が決まる状況だったが、先に始まった試合でアーセナルが4-0でイプスウィッチ・タウンに大勝したため、今節での優勝はお預けとなった。

それでも、途中出場のアレクサンダー・アーノルドが76分に決勝点を挙げ、残り5試合でアーセナルとの勝ち点13差を維持。アーセナルが23日にホームでクリスタルパレスに敗れるか、自らが27日にトッテナム・ホットスパーとのホームゲームで勝利すれば、タイトルが確定する。

ゴールを決めたアレクサンダー・アーノルドは脱いだユニホームをコーナーフラッグに掛け、イエローカードを受けた。シーズン終了後に契約満了でレアル・マドリードに移籍するという臆測があり、リバプールサポーターが陣取る一角の前でゴールを祝う姿は印象的だった。

対するレスターは33試合で23敗目を喫し、1年での降格が決まった。

レアルを破り、2008-09シーズン以来となる欧州チャンピオンズリーグ準決勝に進出したアーセナルは、リバプールの今週末のセレモニーを阻止した。一方で18位のイプスウィッチは、この敗戦で残留が絶望的になった。残り5試合で残留圏内の17位ウェストハムとは勝ち点15差があり、得失点差でも大きく下回っている。

チェルシーは終盤の2ゴールでフラムに対して2-1の劇的な勝利を収め、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権争いに生き残った。21日にトッテナム戦を控えるノッティンガム・フォレストを抜き、暫定5位に浮上している。

マンチェスター・ユナイテッドはウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(ウルブス)に0-1で敗れた。リーグでは今シーズン8回目のホーム黒星で、クラブワーストの今季15敗目。得失点差で14位にとどまったが、5連勝を飾った15位ウルブスに勝ち点で並ばれた。(c)AFP