【5月15日 CGTN Japanese】テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)は13日、女子シングルス4回戦が行われ、今大会の第7シードで中国女子テニスのナンバーワン選手である鄭欽文が、四大大会(グランドスラム)通算4勝の大坂なおみを、セットカウント2-0のストレートで退け、2年連続の8強入りを果たしました。鄭にとって、WTA1000ベスト8進出は、今年2度目、キャリア4度目です。鄭は準々決勝で、4回戦でスペインのP・バドサを下した米国のC・ガウフと対戦します。

 鄭は大坂と2022年のシリコンバレー・クラシック(サンノゼ)で初対戦し、セットカウント1-2で敗れました。2年ぶりの元世界1位との対戦で「火力全開」の鄭は、第1セットを1-2から5ゲーム連取の6-2で先取すると、第2セットでも好調を維持。大坂のサービスゲームをブレークし2-0とすると、大坂の反撃にも終始冷静に戦って6-4で奪い、わずか1時間24分で勝ち上がりました。

 鄭は、大坂との対戦について、「彼女(大坂)はどのコートであれ強敵だ。グランドスラム通算4勝の選手だから。自分の今日のプレーには満足している。彼女にとって出産後の復帰は簡単なことではない。とても尊敬している。今日は全力を尽くして戦ったことを誇りに思う。彼女も本当によくやった」と述べて、大坂に敬意を払いました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News