【5月12日 Xinhua News】中国重慶市渝中(ゆちゅう)区の長江河畔に、古風で素朴な建築群、重慶湖広会館がある。

 創建は清の康煕年間で、中心エリアの面積は1万8418平方メートル。全国の都市部で規模が最も大きい清代の会館建築群で、禹王宮と広東公所、斉安公所、湖広填四川移民博物館からなる。

 各建築は複数の地域の建築様式を融合し、明清時代の南方建築芸術の代表とされる。各所に1万点以上残る木や石、レンガの彫刻は、三国演義や西遊記、西廂記、封神榜などの古典名著を題材にしている。

 湖広会館は重慶の新たな名所であり、同市の移民文化を紹介し、伝える重要な場所でもある。(c)Xinhua News/AFPBB News