【5月9日 東方新報】中国の国家郵政局によると、5日間の労働節(メーデー)の連休中、中国の宅配業界は約40億3000万件の荷物を処理したと発表された。この期間中、約20億件の荷物が収集され、日平均収集量は前年同期比で32.7パーセントの顕著な増加を示した。一方、約20億3000万件の荷物が配達され、日平均配達量は前年同期比で28.6パーセントの大幅な成長を示した。

 この業界の成長は、中国の経済の活力と回復力を示している。

 メーデー連休中、中国文化観光部によると、国内観光旅行は約2億9500万回に達し、前年同期比で7.6パーセント、2019年同期と比べて28.2パーセント増加した。この期間の国内観光支出は合計で1668億9000万元(約3兆5682億円)に上り、2019年の同期間と比べて13.5パーセント増加した。

 宅配業界は、観光土産品、地元特産品、荷物配達などのサービスを提供する機会をつかんだ。

 例えば、観光地として人気のある重慶市(Chongqing)では、動物園や旧市街などの有名な観光地と協力して、旅行者に便利な宅急便サービスを提供するために宅配会社が協力した。観光中に荷物を預けられるように、現地で宅配車両が追加さた。

 過去20年間で、中国の宅配業界は急速に発展し、人びとの生活を便利にしている。(c)東方新報/AFPBB News