【5月5日 東方新報】中国初の国際急行貨物列車「中老泰馬(中国-ラオス-タイ-マレーシアの急行貨物列車)」が、LEDモニターや新エネルギー車(NEV)を搭載し、4月30日に四川省(Sichuan)の成都市(Chengdu)から中国ラオス鉄道を経由し、タイを通過してマレーシアのポートクランまで出発した。

「中老泰馬」は成都から出発して5日以内にタイに到着し、8日以内にマレーシアに運ばれる。これは従来の海運と比べて約50パーセントの輸送時間の短縮する。

「中老泰馬」は、東南アジアへの商品の直接輸送を促進し、輸送コストを削減するのに役立つと、成都国際鉄路班列有限公司の王偉琨(Wang Weikun)副総経理は語った。

「中老泰馬」は、中央アジア鉄道ネットワークの中央回廊の完成と、中国と東南アジア諸国との間の越境貿易システムの構築をさらに促進する。

 成都市の国際列車サービスは、今年、ロシアのメンデレーエフスクとマレーシアのポートクランを含む四つの新しい停車地を追加し、112都市に到達した。これにより、国際陸海貨物流通システムが確立された。これらの国際急行貨物列車は、中国西部地域と東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国間の増加する国境越え物流および国際トランジットの需要に応える。(c)東方新報/AFPBB News