【4月14日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が13日、過去12回の優勝を誇る次週のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)を控え、1月以来のツアー復帰は「喜び」だと語った。

 ナダルは全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)前哨戦のブリスベン国際(Brisbane International 2024)で股関節のけがを再発させ、その後はエキシビションを1試合戦っただけとなっているが、この日は世界6位のアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)との練習で軽快な動きを披露した。

 大会の組み合わせ抽選会に出席したナダルは「ここに来られてうれしい。バルセロナは大きな喜びを味わってきた場所」とコメント。さらに「ここ2年間は、ほんの数日しかツアーで過ごせていないから、ここで日々を送り、いろいろな人と会って、選手相手に練習ができることは喜びだ」と明かし、「これを続けていきたい。この大会には素晴らしい選手も何人か出場する」と期待した。

 6月で38歳になるナダルは、自身の最多記録を更新する15回目の優勝が懸かる全仏オープン(French Open 2024)に向け、けがの不安のない状態での復帰を目指している。

 バルセロナ・オープンの1回戦では、16歳年下のフラビオ・コボッリ(Flavio Cobolli、イタリア)と初めて顔を合わせることが決まった。大会2連覇中のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)も第1シードとして出場予定で、両者が勝ち進めば準決勝で激突する。(c)AFP